親中発言で降格処分の中国人女性記者、職場復帰か―ドイツ

Record China    2008年10月25日(土) 19時21分

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24日、ドイツ政府系ラジオ局「ドイツの声」のホームページ上に、停職処分を受けた中国人女性記者のインタビュー記事が掲載された。事実上の職場復帰と見られる。写真は有人宇宙船「神舟7号」の取材をする外国人記者ら。

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2008年10月24日、ドイツ政府系ラジオ局「ドイツの声(Deutsche Welle)」中国語放送部副主任の中国人女性記者、張丹紅(ジャン・ダンホン)がインタビューの仕事を再開。同ラジオ局公式サイト上に22日、ドイツ外交政策協会(DGAP)付属研究所のサンドシュナイザー所長への彼女の取材記事が掲載された。「環球時報」が伝えた。

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今年9月下旬に中国語放送部副主任の職を解かれた張丹紅にとって、久々のインタビューの仕事となった。しかし、これがただちに彼女に対する処分の撤廃を意味するものではない。彼女は北京五輪開幕前に西側メディアの中国偏向報道を強く非難。「『中国とは異なる見解を持つ人々』から『ヒステリーに近い』攻撃を受けている」と発言し、番組の司会を降板。その後、中国語放送部副主任を免職となり編集作業担当に。同局幹部らは「あまりにも親中的」な中国語放送部自体を再編成するよう要求している。

現在、張丹紅を多くの人々が支持。10月9日には欧州各国の有識者49人が、彼女の言論を支持し中国語放送部の再編成に反対する旨の公開書簡をドイツ連邦議会と「ドイツの声」に送った。22日、支持の波はさらに広がり、ノーベル文学賞受賞者ギュンター・グラス氏やアンティエ・フォルマー前ドイツ連邦議会副議長、「緑の党」ラインハルト・ビューティコーファー党首らも張丹紅支持を表明している。(翻訳・編集/本郷)

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