Record China 2008年10月28日(火) 20時52分
拡大
27日、北京市の女子大生が購入したパソコンが劣悪品だったためメーカー側に損害賠償を請求したところ、恐喝の疑いで警察に逮捕された。彼女は約10か月間投獄されたが、このほど誤認逮捕による国家損害賠償の認定証を受けたという。写真はASUSのパソコン。
(1 / 4 枚)
2008年10月27日、北京市の女子大生・黄静(ホアン・ジン)さんは、パソコンに使われていたCPUが劣悪品だったためメーカー側に損害賠償を請求したところ、恐喝の疑いで警察に逮捕された。彼女は約10か月間投獄された後釈放され、このほど誤認逮捕による国家損害賠償の認定証を受けたという。「京華時報」が伝えた。
【その他の写真】
彼女は2006年に「ASUS」ブランドのノートパソコンを2万元(約30万円)で購入。買ったその日にブルースクリーンが出現するなど調子が悪く、結局メーカー側の提案でCPUを無料交換することになった。
交換後も相変わらず調子は悪く、不審に思った彼女は独自の調査によってCPUが販売が禁止されているテスト版製品だと発見。メーカー側は落ち度を認め、彼女は損害賠償金として500万ドルを要求。交渉決裂後、メーカー側は事実の一部を隠したまま「恐喝された」と警察に通報、彼女は拘留後逮捕された。獄中では「絶対メーカーを訴えてやる」との信念を持ち続け、耐え抜いたという。
約10か月後の06年12月、検察院は証拠不十分で彼女の釈放を決定。07年11月には同不起訴を決定した。これに対し彼女は、08年6月に誤認逮捕による国家損害賠償を請求。「500万ドルの請求は度が過ぎるが、自己の権利を守るための行動で恐喝には当たらない」との理由で請求が認められ、このほど認定証を受けた。
思わぬトラブルから10か月もの牢獄生活を余儀なくされた彼女は今、メーカーを提訴する準備に燃えているという。(翻訳・編集/HA)
この記事のコメントを見る
Record China
2008/9/30
2008/1/17
2008/5/11
2008/2/16
2008/2/2
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る