ハングリーパンダ「越冬困難」か、四川大震災で生息地が壊滅状態―中国

Record China    2008年11月12日(水) 15時41分

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10日、四川大地震の被災地域に生息する野生のパンダが、エサを求めて山を下りてくるほか、病気になるパンダも増加中と伝えられた。写真は05年11月、四川省臥龍国家級自然保護区で目撃された野生のパンダ。

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2008年11月10日、四川大地震の被災地域に生息するパンダが、エサを求めて山を下りてくるほか、病気になるパンダも増加中と見られていると伝えられた。英・ロイター通信8日付の記事「飢えたパンダが厳しい冬を迎える」を環球時報が報じた。

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四川大地震によって大規模な地滑りが発生したことで、パンダの生息地は壊滅状態になっており、標高2500〜3000mの地域に多く分布するパンダのエサ・竹や笹も激減。臥龍自然保護区管理局の責任者は、今年はパンダが山を下りてくる時期が例年よりも早く、野生パンダの生息環境が著しく悪化したことが原因だと見ているという。

例年では冬季(12月〜3月)に、エサ不足や病気が原因で標高の低い地域で見つかる野生パンダは4〜5頭を数える程度だったが、今年は10月末までに2頭が見つかっている。中国パンダ保護研究センターの首席獣医によれば、「中には未知のウイルスや伝染病を持っているパンダがいる可能性もあり、人工飼育しているパンダに危険が及ぶ危険性も考えられる」という。(翻訳・編集/岡田)

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