香港マフィアのボス、バラバラ死体で発見=地下カジノ借金で争い―マカオ

Record China    2008年11月13日(木) 20時38分

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11日、マカオ警察はトランクに詰められたバラバラ死体を発見したと発表。香港マフィア界の大立て者の死体と見て捜査を進めている。写真は香港マフィアを描いた映画「エレクション(黒社会)」。

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2008年11月11日、マカオ警察はトランクに詰められたバラバラ死体を発見したと発表した。死体は腐乱しており身元の確認は難しい状態にあるが、警察は香港マフィア界の大立て者、差[イ老]文こと黎経文(リー・ジンウェン)の可能性が高いと見ている。12日、中国新聞社が伝えた。

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死体が発見されたのはマカオのあるレンタルオフィス。清掃スタッフが腐臭を放つトランクを発見した。中にはビニール袋5袋にバラバラ死体が入っていた。頭部、両手両足、胴体など計7個に分割された残忍な犯行だという。すでに腐爛していることから身元の確認は難しい状態だが、オフィスレンタル会社に黎経文殺しの容疑者が含まれていたことから、警察は死体が黎のものとの見方を強めている。現在、DNA鑑定による身元確認が行われている。

死体が黎のものとすると、事件の発端は2000年のこと。黎は地下カジノで遊び、一晩で500万元(約7000万円)もの借金を作る大負けをした。マフィア仲間の馬(マー)に金を借りたが、黎は博打の負けはだまされたものと主張、借金の返済を拒んでいた。今年9月、馬は黎と話し合いを持ち借金を返すように求めたが、黎は再び返済を拒否、争いとなった。馬側はナイフを黎に突き刺し重傷を負わせた。その後、黎は連れ去られ、2か月もの間、行方がわからないままになっていた。(翻訳・編集/KT)

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