2008年11月19日、国家旅游局によると、07年の中国旅行業界の発展は目覚しく、業界全体の総収入が1500億ドル(約14兆1200億円)に達したことがわかった。国家旅游局旅游促進・国際連絡局の祝善忠(ジュー・シャンジョン)局長が、2008中国国際旅游交易会組織委による記者会見で明かした。新華社の報道。

【その他の写真】

07年は国内旅行、海外旅行、また外国人観光客による中国旅行のいずれも著しい成長を示した。その総収入1500億ドルのうち、国内旅行での収入は1137億ドル。また、外貨収入は419億ドルとなった。

客数による内訳は、国内旅行客がのべ16億1000万人、海外旅行客がのべ4095万人(前年比18．6％上昇)、外国人観光客はのべ1億3200万人(うちトランジット客が7728万人)。外国人観光客数は改革開放政策が施行された78年と比較し、世界第41位から第4位へ上昇している。

祝局長は、2015年までに中国が世界最大の観光大国になるとの予測を示した。それまでの目標として、旅行客数30億人達成を掲げている。(翻訳・編集/愛玉)