<保護動物>オオカミ被害広がる、牧羊500頭が…―新疆ウイグル自治区

Record China    2008年11月24日(月) 11時40分

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22日、新疆ウイグル自治区クムル地区バルクル・カザフ自治県でこの冬、牧羊がオオカミに噛み殺される被害が相次いでいることがわかった。被害頭数は累計500頭近いという。

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2008年11月22日、亜心ネットによると、新疆ウイグル自治区クムル地区バルクル・カザフ自治県でこの冬、牧羊がオオカミに噛み殺される被害が相次いでいることがわかった。被害総数は500頭近いという。

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石人子村に住む玉森(ユー・セン)さんは、飼っている羊のうち60頭あまりが行方不明になり、そのうち42頭が被害に遭った。3万元(約42万円)以上の損失だという。この地区の牧羊業を統括する加里木汗(ジアリームーハン)さんによると、このような被害は04年から顕著になってきているという。

18日に被害現場を視察に訪れた石人子村の馬万友(マー・ワンヨウ)副村長は、「毎年オオカミの被害により、村民は安心して放牧できず、町へ出稼ぎに出る者、アヒルを飼い始めた者もいる」と話す。

70年代より、バルクル・カザフ自治県では各村に銃器を装備し、オオカミの被害を防いで来た。ところが89年に「野生動物保護法」が施行され、オオカミも保護動物の対象に入ったため、銃器の取り扱いも厳しくなり、オオカミの棲息区域が拡大したものとみられている。自治県林業局の党組書記は、棲息区域の定まらないオオカミに対し、警戒区域を定めることもままならず、村民が警戒を強めて牧畜を管理していくほかない、と話す。(翻訳・編集/中原)

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