<金融危機>真珠業にも影響か、クリスマス前でも買い手少なく―中国

Record China    2008年11月25日(火) 22時58分

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24日、英紙はこのほど中国の真珠産業に関する記事を掲載。金融危機の影響からか値下がりが起き、買い手もなかなか見つからない状況だという。資料写真。

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2008年11月24日、環球時報によると、22日付英「タイムズ」紙は中国の真珠産業に関する記事を掲載した。秋は真珠の出荷の時期で、産地の道端には真珠が採取された貝殻が散乱している。しかし、真珠生産者や販売者は金融危機の影響から喜ぶことができない様子だ。世界の真珠の90%は中国東南部で生産され、この10年で生産高は数倍にもなったが、良き時代は去ったようだ。

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ある養殖業者は肩を落としながらため息混じりに語った。「今年は期待できない。金融危機で需要が一気に下がった」と。クリスマス時の販売量も期待できず、「欧米人もお金がなければ真珠のような贅沢品は買わないだろう」と言う。

中国全体の真珠生産量は1600tにのぼり、世界の95%を占める。中国真珠産業の成長はすなわち、真珠が富裕層だけのものではなくなったことを意味する。しかし、真珠業者の間に激烈な競争が発生し、大量に生産することによる湖水の汚染が発生するなどということも起きた。

先の業者によると、すでに真珠を洗い、選別した時点で問屋におろすため、元金は取り戻すことはできたが、さらにダメージを受けるのは問屋だ。クリスマスを控えたこの時期でありながら、問屋街の中に人はまばらだ。特に「金融危機が言われるようになったここ1か月はこの状態だ」という。1年前までは600元で売れた大粒真珠も今ではその半額の300元で売るのがやっとだという。(翻訳・編集/小坂)

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