Record China 2008年11月30日(日) 14時30分
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28日、四川大地震で両親を亡くした四川省都江堰市の震災孤児10人余りが100万元(約1400万円)を超える遺産を相続したと伝えられた。そのうち最年少はわずか2〜3歳という。写真は5月、同市の避難キャンプ。
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2008年11月28日、「成都商報」は、四川大地震で両親を亡くした震災孤児10人余りが100万元(約1400万円)を超える遺産を相続したと伝えた。そのうち最年少はわずか2〜3歳という。
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統計によると、四川大地震の発生から今月27日時点で、四川省都江堰市公証所が受理した遺産相続に関する公正証書は1870件。「震災で両親が亡くなった場合、子女とその祖父母に遺産相続権が与えられる」と同所の趙更新(ジャオ・グンシン)主任は説明するが、公証手続きに訪れた祖父母たちは一人の例外もなく孫にその権利を譲渡しているという。
震災前、都江堰市では遺産相続に関する公証手続きは多い年でも数百件程度だった。つまりは、この半年で激増したことになる。遺産はおおむね不動産、預金、株券をはじめとする有価証券。そのうち100万元以上の遺産相続に関わる案件が10件余り。最高相続額は1000万元(約1億4000万円)近くに上る。趙主任によれば、こうした遺産はすべて犠牲者の子女が相続しているという。
「犠牲者が遺した多くの財産が、相続手続きを必要としている」と話すのは、都江堰市司法局の王正剛(ワン・ジョンガン)副局長。しかし、農村地区では伝統的な価値観が根強く、法制意識が希薄なことから、遺産相続の手続きをするケースが非常に少ないという。王副局長は「今後、震災後の再婚がますます増える」としたうえで、結婚前の財産証明や結婚後の財産に関する公証手続きが増加するとの見方を示している。(翻訳・編集/SN)
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