サルコジは「荒唐無稽」、EU各国も「巻き込まれ」に不満―中国紙

Record China    2008年12月3日(水) 7時18分

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2日、サルコジ仏大統領がダライ・ラマ14世と会談することに抗議し、中国がEUとの首脳会議を取り止めた問題で、中国紙は「EUはサルコジ大統領のせいで大きな代償を払うことを懸念している」と報じた。写真は10月のASEM首脳会議に出席したサルコジ大統領。

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2008年12月2日、欧州連合(EU)議長国フランスのサルコジ大統領がダライ・ラマ14世と会談することに抗議し、中国がEUとの首脳会議を取り止めた問題で、中国紙環球時報は「EUはサルコジ大統領のせいで大きな代償を払うことを懸念している」と報じた。

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中国が首脳会議取り止めを発表してから、EU各国では「中国は過度に反応しすぎ」「一致団結して中国に立ち向かおう」など中国批判のコメントが目立つ。欧州委員会のバローゾ会長も先月30日、フランスのラジオ局RTLのインタビューで「EUの政治家は誰とでも会う権利がある」と主張。「中国がチベット問題に敏感なのは分かるが、今回の決定は全く理不尽だ」と言い切った。

これに対し環球時報は、「EUの団結は表面だけ。背後では様々な不協和音が流れている」と解説。北京在住の欧州外交官が「これはサルコジと中国だけの問題」と欧州全体が巻き込まれたことに不満を示していると紹介した。また、金融危機に陥っているEUは中国との協力関係を「請う」立場でありながら、サルコジ大統領のせいで外交危機を迎えたと指摘、シンガポール華字紙「聨合早報」の記事を引用し、同大統領を「訳がわからない」「荒唐無稽」と批判した。(翻訳・編集/NN)

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