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8日、台湾の陳水扁前総統から「ダライ・ラマ氏の訪台を心から希望する」との声明が再度発表された。高雄市長も同様の声明を発表しており、中国は警戒を強めている。写真は陳水扁前総統。
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2008年12月9日、四川在線によると、台湾野党の民進党が提案しているダライ・ラマ14世の台湾訪問受け入れについて、8日、陳水扁前総統の事務所から「ダライ・ラマ氏の訪台を心から希望するとともに歓迎する」との声明が改めて発表された。
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このほか、民進党所属の陳菊(チェン・ジュー)高雄市長がダライ・ラマ基金会の事務長と会談を行い、ダライ・ラマ氏への親書を手渡したほか、「馬英九総統は『ダライ・ラマ氏の訪台は時期尚早』との見解を公にしたが、高雄市はダライ・ラマ氏の訪台を歓迎する」との声明を発表した。中国紙・東南快報ではこれらについて、「陳前総統は自身の汚職事件に注がれる視線をそらすために、ダライ・ラマ氏訪台を叫んでいる」との見出しで報道、「もしもダライ・ラマ氏が汚職にまみれた陳前総統の招聘を受ければ、そのイメージは地に落ちる」としている。
こうした動きに対して、中国は「台湾独立派とチベット独立派が手を結ぶのではないか」と、強い警戒を示している。中国外交部の劉建超(リウ・ジエンチャオ)報道官は、記者会見において、ダライ・ラマ氏が訪台を計画していることに触れ、「台湾とチベットは中国の不可分の領土である」と明言し、ダライ・ラマ氏が中国を分裂させる如何なる活動へ参加することも反対すると、強い態度を示している。(翻訳・編集/岡田)
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