2008年12月10日、中国税関総署は10日、08年11月の貿易額が前年同月比9．0％減の1898億8500万米ドルとなったと発表した。輸出が2．2％減の1149億8700万米ドル、輸入が17．9％減の748億9700万米ドル。輸入の減少率が輸出を大きく上回ったことから、貿易黒字は400億9000万ドルと、4カ月連続で単月の過去最大を更新した。

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輸出の減少は01年6月以来、7年5カ月ぶり。金融危機の影響が世界の実体経済に波及し、外需が急減したことが主因。主要な輸出先である日米欧の景気がそろって後退したことが大きく響いた。

輸入急減は、石炭や石油製品など資源製品の国内需要の縮小や、加工貿易の減少が要因。加工貿易による輸入額は前年同月と比べて24．8％減少した。景気悪化に伴い、企業が減産や工場停止に動いたことが背景にある。（翻訳・編集/HI）