チベットでのダム建設、噂と否定!下流インドの猛反発受け―中国専門家

Record China    2008年12月13日(土) 9時17分

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10日、中国チベット自治区を流れるヤルンツァンポ川でダム建設の噂が流れている問題で、中国の水利専門家は「そのような計画は全くない」と否定した。写真はチベットのヤルンツァンポ川。

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2008年12月10日、中国チベット自治区を流れるヤルンツァンポ川でダム建設の噂が流れている問題で、中国の水利専門家は「そのような計画は全くない」と否定した。中国紙「環球時報」が伝えた。

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この川はインドに流れ込むブラフマプトラ川の上流にあたり、ダムが建設されれば流域の生態環境に大きな影響を及ぼす恐れがあるとして、インド側は「交戦も辞さない構え」で反対していた。香港紙「亜州時報」(電子版)は9日、インドのシン首相が今年中国を訪問した際、中国上層部からヤルンツァンポ川の開発について聞いた、と報じている。ヤルンツァンポ川は源流がヒマラヤ山脈の北側にあり、全長2900km。インドとバングラデシュにとって最大の水源となっている。

香港紙「亜州時報」の記事を引用したインドメディアは「中国は上流にダムを建設し、『南水北調』プロジェクトの一環として黄河に水を引き入れる予定だ」と報じている。「南水北調」は水資源の豊富な中国南方から北方へ水を引く大プロジェクト。英紙「サンデーテレグラフ」によると、00年ごろから中国がヤルンツァンポ川に世界最大規模の水力発電所を建設するという噂が流れ始め、長年インドを不安に陥れていた。(翻訳・編集/NN)

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