ユキヒョウの生息数激減、100平方キロメートルに1頭足らず―新疆ウイグル自治区

Record China    2008年12月13日(土) 23時13分

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12日、新疆ウイグル自治区崑崙山地区で実施された絶滅危惧種ユキヒョウの生息調査で、100平方キロメートルごとに生息するユキヒョウの平均分布数は1頭にも満たないことが判明した。写真は同自治区で発見されたユキヒョウ。

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2008年12月12日、新疆ウイグル自治区崑崙山地区で先月から行われた絶滅危惧種ユキヒョウ(雪豹)の生息分布調査で、同地区の100平方キロメートルごとに生息するユキヒョウの平均分布数が1頭にも満たないことが判明した。「新疆新聞」の電子版「亜心網」が伝えた。

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中国科学院新疆生態・地理研究所の馬鳴(マー・ミン)研究員は、調査チームを率いて先月11月から崑崙山中部と西部地区で1か月以上におよぶ現地調査を実施。46か所に設置されていた痕跡採取点のうち、ユキヒョウの糞便が確認されたのはわずか8か所のみ。今回の調査は国際ユキヒョウ基金(International Snow Leopard Trust)と新疆自然保育基金(XinJiang Conservation Fund)の協力で行われた。

調査範囲は新疆南部ホータン地区の民豊、于田、策勒、ホータン、皮山の5県にある11の山間部で行われ、最高海抜は5300m以上。東経77度から同83度、北緯35度から同37度までで、東西の距離は約600km、南北の距離は約100km。その総面積は6万平方キロメートルにもおよんだ。40日間におよぶ調査はすべて徒歩で行われ、1日の移動距離は平均20km以上という過酷さだった。720件の聞き取り調査では90%以上の対象者が「ユキヒョウを見たことがない」と答えており、ユキヒョウの生息数は深刻なほどに減少していることが明らかになった。(翻訳・編集/本郷)

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