若者の胃がんが増加、主因は「睡眠不足」―中国

Record China    2008年12月16日(火) 14時19分

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14日、中国で胃がんにかかる若者が増えている。主な原因は睡眠不足や不規則な食生活、精神的重圧。環境汚染や偏った食事などにより胃炎や胃潰瘍が胃がんになる割合も増えているという。資料写真。

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2008年12月14日、工人日報によると、中国で胃がんにかかる若者が増えている。主な原因は睡眠不足だという。

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中国衛生部と抗がん協会、上海羅氏製薬有限公司(会社)が進めているがんの予防知識普及計画の専門家会議において、中国では毎年40万人が新たに胃がんにかかっており、世界全体の発病者の42%を占めていることが明らかにされた。現在、中国における胃がん患者は若年化傾向にあり、30歳以下の青年層の割合が、1970年代の1.7%から、現在では3.3%にも増加しているという。

若者が中末期の胃がんにかかる主な原因は極度の睡眠不足で、このほか、不規則な食生活と精神的重圧が胃がんを誘発する3大原因となっている。また、これらのほかに環境汚染の影響や、焦げた部分のある肉や高い塩分、刺激の強い食べ物が多い食事や、飲酒、喫煙などにより、胃腸に過度の負担がかかることで胃炎や胃潰瘍などが増え、胃がんへと進行する割合も増えているという。

さらに専門家は、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍や胃がんの発生につながる「ヘリコバクター・ピロリ菌」にはとくに注意しなければならないと話している。同菌は悪性腫瘍の原因となる可能性が高いことが明らかになっており、世界保健機関(WHO)の報告によれば、毎年新たに見つかった胃がんの半数近くが同菌感染と関係しているとされ、同菌感染者が胃がんになった場合、その危険性は通常の2〜3倍になるという。(翻訳・編集/岡田)

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