2008年12月18日、改革開放30周年記念大会が開催された。席上、胡錦濤（フー・ジンタオ）国家主席は演説し、この30年間の成果を高く評価するとともに今後も改革を継続する意欲を示した。英BBC放送中国語サイトが伝えた。

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胡主席は改革開放により中国の経済力は大きく上昇したと話し、世界貿易機関(WTO)への加盟、2兆1700億ドル(約194兆円)と世界3位の貿易額、世界1位の外貨準備高などの成果を誇った。今後も改革を継続する意欲を示し、中国共産党結党100周年(2021年)までにはより高い水準でのややゆとりがある「小康社会」の実現、建国100周年(2049年)までには近代化の基本的な実現と「富強、民主、文明、調和の取れた」近代的な社会主義国建設を実現すると話した。

胡主席が改革開放の華々しい成果を強調する一方で、世界的な金融危機の影響下で成長率の低下、輸出企業の倒産、失業率の上昇などさまざまな問題が噴出しているとBBCは指摘する。現在、中国を訪問中のゼーリック世界銀行総裁は、中国政府の貧困解決策を評価しつつも、「今後は経済成長が落ち込むなかでも国民の要求と期待に応えるという難しいかじ取りが必要になる」と中国政府の苦境を指摘している。（翻訳・編集/KT）