大気汚染による損失額230億円に、1100人が汚染で死亡―香港

Record China    2008年12月23日(火) 11時2分

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21日、08年の香港での大気汚染による経済損失は約230億円、大気汚染による疾病で死亡した人は1100人に上ると香港紙が報じた。写真は香港。

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2008年12月21日、聯合早報によると、香港では08年に大気汚染による経済損失が20億香港ドル(約230億円)に上り、1100人以上が大気汚染が原因と見られる疾病で死亡している。

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2か所の発電所で排出ガスの上限が1〜2年の間で大幅に引き下げられたことなどにより、香港政府は2010年までに大気汚染の原因となる4種類のガスの排出目標をすべて達成できるとしている。大気汚染指数が50以上になると、呼吸器系統に悪影響があらわれやすくなり、これが長期間にわたると血管疾病などを引き起こす可能性が指摘されている。香港大学公共衛生学院の黄浙明(ホアン・ジャーミン)教授は、現在の香港における大気汚染の基準はきわめて甘く、関連法規や大気汚染の基準値、行政管理態勢の整備も遅れていると話す。

また、今年9〜11月は1883年に香港気象台ができて以来、最も暖かい秋となったことも明らかにされた。温暖化と都市化の影響から香港の気温は上昇を続け、今世紀末には3〜4度から、最高6度も気温が上がると予測されているという。(翻訳・編集/岡田)

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