2008年12月24日、23日付香港・財貨網によると、新疆ウイグル自治区南部にあるタリム（塔里木）油田の「西気東輸（西部のガスを東部に送る）」プロジェクト向けのガス供給量が08年に150億立方メートルを超える見通しとなった。150億立方メートルを突破するのは04年から始まった同プロジェクト以来、初となる。

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冬季に入りガス需要が急速に増えたことを背景に、タリム油田のガス供給量は冬季前の1日当たり4200万立方メートルから4750万立方メートルに増加。08年通年のガス供給量は158億立方メートルとなり、前年から21億立方メートル増えることが予想されている。

タリム油田は中国最大規模のガス生産量を誇る。現時点で確認されているガス埋蔵量は6600億立方メートルを超え、今後30年以上にわたって年200億立方メートルのガスを東部に供給することが可能だとされる。

中国石油新聞センターによると、新疆ウイグル自治区の08年の天然ガス生産量は前年比14％増の240億立方メートルとなる見通し。（翻訳・編集/KS）