<ヤラセ疑惑>ネットで話題の「美人模範兵」、物乞いに自分の上着―北京市

Record China    2008年12月26日(金) 13時5分

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25日、北京市の若い女性が今月10日、物乞いの老人男性に自分のジャケットを脱いで与える映像がネットで流されて話題になったが、この映像にヤラセ疑惑が急浮上した。写真は06年3月、上海市の街頭に張り出された「雷鋒同志に学べ」活動のPR広告。

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2008年12月25日、北京市で今月10日、若い女性が自分の着ているジャケットを脱いで物乞いに与えている映像がネット上に流され、中国のネットユーザーらはこの女性を最も美しい「生きた雷鋒」と称えて話題になったが、この映像について、「ヤラセではないか」との疑惑の声が伝えられた。北京市の「京華時報」の報道。

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今月10日午後、初雪が降った北京市の地下鉄・西単駅構内の通路で、1人の若い女性が年老いた物乞いの男性に小銭を渡して言葉を交わした。その後、彼女は着ていたジャケットを脱いで老人の肩にかけ、身につけていたマフラーを彼の首に巻き、彼女自身はセーター1枚の姿になって足早に立ち去っていった。

この映像がネット上に流されると、彼女を「最も美しい現代の『雷鋒』」と称えるコメントが殺到。雷鋒とは人民奉仕精神を実践した「模範兵士」で、中国の国民的英雄。毛沢東が提唱した「雷鋒同志に学べ」運動は今日までも続いている。

ところが間もなく、女性の身元が人民解放軍空政文工団歌手の劉一禎さんと判明するとともにヤラセ疑惑が急浮上、売名行為を疑う声が広がった。彼女はこの疑惑について「ビデオで撮られていることも知らなかった」と完全否定。またネット上に映像を流した人物もすでに判明しており、「物乞いをテーマにした作品を作ろうとして、偶然目にした光景」と主張している。(翻訳・編集/本郷)

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