08年もさまざまな事件が世間をにぎわせた中国だが、それに伴って、ネット上では世相を反映する「故事成語」が多数、誕生した。この特集では、中でも特に流行した成語TOP10をご紹介する。第1回は「正龍拍虎」。中国のおもしろニュースを取り上げるサイト・河蟹娯楽の編集。

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「正龍拍虎」…正龍がトラを撮る

■意味：個人や集団がある利益のために捏造を行い、それがばれること。それによって、社会的信用を失うこと。

■由来となった事件：「華南トラ捏造写真事件」

07年10月、陝西省林業庁が「農民の周正龍(ジョウ・ジェンロン)さんが撮影したもの」として、すでに絶滅したとされる野生の華南トラの写真を発表した。しかし、その後すぐに「捏造疑惑」が噴出、世界的に広く報道され一大スキャンダルとなる。08年6月、周さんは警察に逮捕され、11月には詐欺罪などで懲役2年6か月・執行猶予3年の判決が下された。(翻訳・編集/愛玉)