Record China 2009年1月5日(月) 18時15分
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1月2日、英紙「デーリー・テレグラフ」は「五輪の呪いに見舞われた北京」と題する記事で、北京市経済が今、深刻な五輪後遺症に悩んでいると伝えた。写真は09年元旦の「鳥の巣」。多くの観光客が訪れた。
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2009年1月2日、英国紙「デーリー・テレグラフ」は記事「五輪の呪いに見舞われた北京」を掲載した。北京市経済は今、深刻な五輪後遺症に悩んでいるという。
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それによると、最も明確な後遺症が現れているのがホテル産業。昨年11月、ホテルの平均価格は7%低下、五つ星クラスでは下落率は13%を超えた。価格の上昇は客数減少を反映したもので、五輪に向けて新たにオープンしたホテルでは空室率は50%以上だという。ある五つ星ホテルのマネージャーは「9月、10月の客数はわずかに増加していましたが、(11月には)経済危機の影響が表面化した」と話す。
また、巨費を投じ作られた五輪競技施設も悩みのタネ。メインスタジアム・鳥の巣は観光客こそ訪れるものの、ほとんど使用されない状態が続く。プロサッカーチームのホームスタジアムとして使用する計画もあったが、収容人数が多すぎ計画はご破算になったという。管理責任者は投資回収について「もともと不安でした。その不安は続いています」と苦しい心境を吐露している。
シドニー五輪、アテネ五輪がそうであったように、巨額のインフラ投資を実施する五輪は、開催後に経済の落ち込みが見られる傾向にある。五輪組織委は繰り返しその観測を否定、後遺症はないとしていたが、実際には経済危機の影響も加わって北京市経済は厳しい状況に置かれているという。(翻訳・編集/KT)
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