Record China 2009年1月19日(月) 17時2分
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16日、米メディアは、オバマ政権に多すぎる「パンダ・ハガー」が、日本の懸念を増長させているとして、米次期政権の中国重視に不安を募らせる日本の姿を紹介した。写真は昨年12月に北京大で講演したイレーン・チャオ米労働長官。
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2009年1月16日、米ブルームバーグニュースは「オバマ政権に多すぎる『パンダ・ハガー』が、日本の日米関係に対する危惧を増長させている」と題した記事で、米次期政権の中国重視に不安を募らせる日本の姿を紹介した。19日付で環球時報が伝えた。
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「パンダ・ハガー」(=パンダにハグする人の意)とは親中派の蔑称。記事は、「首相がころころ変わる日本」の麻生太郎首相が、オバマ次期大統領に対する当選祝いの電話で「米国との関係強化を外交政策の最重要項目」と強調するなど、米国の日本離れを食い止めることに心を砕く日本の姿を紹介した。また、日本の新聞社が次期国務長官に任命されたヒラリー・クリントン氏を筆頭に「オバマ政権には『パンダ・ハガー』が多い」と危機感をもって報じたことも伝えた。
記事はまた、「日本の必死なアピール」として法律を改正してまでソマリア沖の海賊対策に艦隊を送ろうとしていると指摘。小泉元首相による靖国神社参拝で冷え切った中国や韓国との関係改善を図ろうと、安部元首相が最初の訪問国に中国、次に韓国を選んだことも取り上げた。
だが、かつて国家安全保障会議アジア担当上級部長と大統領特別補佐官を務めたケネス・リバソール氏は、「オバマ次期大統領の対日政策は気候温暖化や北朝鮮の核問題など『実務』が中心になる」と指摘。記事は、河野太郎・外務委員長も「日米の親密な関係が薄れてきているのは事実」と認めた上で米国の中国重視姿勢に「多くの議員が懸念を示している」と語ったと伝えた。(翻訳・編集/NN)
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