小学生で「実験」?老眼鏡の近視予防効果を探る?―広東省広州市

Record China    2009年1月20日(火) 21時39分

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20日、広東省広州市で、近視の予防に効果があるとして、小学生に老眼鏡をかけさせる試みが試験的に行われる。老眼鏡に近視予防の効果が本当にあるのだろうか?写真は近視予防の眼部マッサージを義務づけられる小学生ら。

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2009年1月20日、新快報によると、広東省広州市では、近視の予防に効果があるとして、小学生に老眼鏡をかけさせる試みが試験的に行われる。老眼鏡をかけることに近視予防の効果が本当にあるのだろうか?

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市小中学校衛生保健所の話では、この試みは、広州市内の小学校34校で児童2000人を対象に、3年にわたって行われることになっており、眼の屈折の変化を分析する計画になっている。児童に老眼鏡をかけさせるのは、毎日、1時限目の授業。度数が300度(+3D)の老眼鏡をかけさせ、近視を予防できる可能性を探るという。

中山大学の専門家は「老眼鏡による近視治療の臨床実験は、小規模ながらオーストラリアで前例があり、効果が認められたとの結果が出ている」と話しているが、こうした試みには、児童の保護者からは疑問視する声や、強い反対意見が出ている。ある母親は「はっきりとした科学的な裏づけもないのに、どうしてこんなことを子供にさせなければならないのか、まったく納得がいかない」、「子供が老眼鏡をかけたら何も見えなくなるだけだ」と話しているという。(翻訳・編集/岡田)

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