中国の「才女」漫画家が日本留学、角川主導で日中同時連載へ―広東省広州市

Record China    2009年1月22日(木) 18時21分

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21日、中国の人気女流漫画家・丁冰さんが、まもなく日本へ半年間の「マンガ研修」へ出発すると伝えられた。日本の角川グループホールディングスとの提携プロジェクトの第1弾として、日中のマンガ誌で同時連載などを企画している。写真は丁冰さん。

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2009年1月21日、広東省広州市を拠点に活動する女流漫画家・丁冰(ディン・ビン)さんが、まもなく日本へ半年間の「マンガ研修」へ出発すると伝えられた。中国のマンガ業界は「中国発のマンガがグローバル展開へ漕ぎ出した」と沸いている。中国新聞社の報道。

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08年9月、中国の漫画販売・出版大手の中国漫友文化伝播機構と、日本の角川グループホールディングスが正式に事業提携を発表。アニメーションやゲーム開発、関連商品販売やインターネットを利用したコンテンツ事業など多方面の提携で合意したが、丁冰さんの研修はその第1弾プロジェクトとして始動する。

丁冰さんに角川グループ傘下の出版社・角川書店から専属編集チームがつき、研修後、日本のマンガ誌「BeansA(ビーンズエース)」と中国のマンガ誌「科幻画報・可愛100」で同時連載を開始、単行本も日本・中国・香港・台湾で発売する予定。現在構想中の作品は「八仙(道教を代表する8仙人)」をモチーフに現代を描くものだという。

●丁冰(ディン・ビン)

中国で最高の人気を誇ると言われる少女マンガ家。2000年、少年誌でデビュー。代表作に漢代の西域を舞台とした歴史ロマン「楼蘭●夢」(●=「旗」の「其」の部分を「奇」に)など。第3回金龍賞イラスト部門金賞、第4回金龍賞中国本土最優秀漫画家賞受賞(金龍賞/中国で最高権威のマンガ・アニメ大賞)。尊敬する日本の漫画家は「魍魎戦記MADARA」の田島昭宇や「AKIRA」の大友克洋など。(翻訳・編集/愛玉)

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