<四川大地震>仮設住宅で被災者同士の結婚が増加―四川省

Record China    2009年2月3日(火) 14時25分

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1月30日、揚子晩報は、仮設住宅に身を寄せ合う四川大地震の被災者同士が結婚し、多くの新たな家庭が生まれていると報じた。なかには身内同士で助け合ううちに愛が芽生えたケースもあるという。写真は青川県で行われたある結婚式。

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2009年1月30日、揚子晩報は、仮設住宅に身を寄せ合う四川大地震の被災者同士が結婚し、多くの新たな家庭が生まれていると報じた。

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四川省綿陽市郊外に位置する永興鎮には四川大地震の被災者が住む最大の仮設住宅地区がある。ここに住む人々は全員が地震で街ごと閉鎖された北川チャン族自治県の住民だ。仮設住宅の壁を見ると多くの結婚相手募集の張り紙が目につく。ほとんどは地元住民によるものだが、なかには上海からの募集まである。

回龍社区の李桂花(リー・グイホア)主任によると、仮設住宅地区に移り住んだ後に結婚した被災者は少なくないという。身を寄せ合い慰め合っているうちに愛が芽生えたケースが多い。ただし事実婚で法的手続きを済ませていない者が大多数を占めている。

なかには身内で助け合ううちに、連れ合いを亡くした家族の間に愛が芽生えることもあるという。例えばある男性は亡き妻の妹と結婚している。その男性は地震で妻と実の息子を失い、残されたのは亡き妻の連れ子だけだった。自分の血を引いていない子どもだが、それでも変わらぬ態度で面倒を見ていたという。その態度に心を打たれたのが妻の妹。こうして2人は結婚することとなった。中国の倫理では許されざる結婚だが、「みなが祝福しています」とある住民は話した。(翻訳・編集/KT)

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