米国債売却を検討!?米中対立の新たな火種に―中国

Record China    2009年2月2日(月) 10時5分

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1月30日、中国評論通訊社は中国が米国債の保有額を減らすことを検討しており、米中関係の新たな火種になる可能性があると報じた。写真は人民元と米ドル。

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2009年1月30日、中国評論通訊社は中国が米国債の保有額を減らすことを検討しており、米中関係の新たな火種になる可能性があると報じた。

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2兆ドル(約179兆円)の外貨準備高を誇る中国は、米国債保有額でも日本を抜いて世界一となった。しかしドル相場が下落し米国の財政赤字がふくらむ中、保有額を減らすことも検討されているという。米国のオバマ政権は巨額の資金を投じる景気対策を発表、国債の増発は避けられない。その引き受け手は中国、日本、英国、中東の産油国しかなく、中国が手を引けばその影響は計り知れない。

先日、オバマ大統領は胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席と電話で会談、「世界的な貿易不均衡の是正」が必要と発言し、中国の貿易黒字に懸念を表明した。また先週、ガイトナー財務長官が人民元レートが不正に操作されているとの疑惑を漏らすなど、経済関係を軸に米中関係は緊張の度合いを深めつつある。その影響の大きさやほかに安定した投資先がないことから、中国がただちに米国債を売却することはないものと見られているが、この問題は摩擦が続く米中関係の新たな火種となる可能性を秘めている。(翻訳・編集/KT)

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