中国人留学生の帰国が倍増、「両親の世話」「母国にチャンス」で―カナダ

Record China    2009年2月2日(月) 21時20分

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1月30日、カナダ留学した中国人留学生の06年の帰国者数が3年前の2倍以上となったことがわかった。写真は留学生を多く受け入れているブリティッシュコロンビア大学。

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2009年1月30日、香港紙「明報」カナダ版によると、カナダ・アジア太平洋基金会がこのほど行った調査から、カナダ留学した中国人留学生の06年の帰国者数が3年前の倍以上となっていることがわかった。72%が帰国後3か月以内に就職し、31.6%がカナダでの留学経験が帰国後の就職に役立ったと回答した。

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調査によると、03年は1344人だった帰国者数が、06年には2996人と倍増。帰国理由としては「両親の世話」が21.4%でトップ、以下「中国の方がチャンスがある(15.7%)」「カナダ社会に溶け込みにくい(14%)」「中国では上流社会に身を置ける(9.3%)」と続く。また、帰国する学生の専門は商科がもっとも多く50.5%、次いで工業や応用科学が19.9%、社会学は8.3%だった。さらに、帰国者の26%がカナダと取引のある企業に就職していることもわかった。

カナダは国家レベルでの留学生受け入れ体制が整っておらず、各州の教育当局や各大学により個々に留学生を受け入れているため、世界の留学市場競争においては劣勢にある。以前は中国人学生の人気留学先5位にランクされていたが、現在は7位。カナダ留学経験者の就職は比較的有利な傾向にあるとはいえ、留学先としてはオーストラリアや英国には及ばないというのが実情のようだ。(翻訳・編集/中原)

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