中国・タジク合同の軍事演習「協力-2006年」を実施

Record China    2006年9月24日(日) 13時18分

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タジキスタン南部のクリャブ地方で、テロを想定した2か国合同軍事演習が行われた。

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2006年9月22日の現地時間午前9時30分、タジキスタン南部のクリャブ地方で中国とタジキスタン両国軍隊がテロ撲滅のための合同演習を開始し、この日深夜まで続けられた。これは中国の軍隊が組織して国境を超え、外国の軍隊と連合して行う初めての軍事演習となった。この演習「協力-2006年」は、山地にひそむ国際テロ組織が中国・タジキスタンの国境地帯で活動するという情報を得たと想定し、昼夜にわたって撲滅作戦を行うというもの。内容は指揮所での演習と実戦の2つの段階に分けられている。この演習を行った連合司令部は、中国人民解放軍新疆軍管区司令部作戦組とタジキスタン共和国国防省作戦組が共同で編成したもの。指揮所演習の具体的な内容は、「まず2か国の軍隊が連合して情況を判断し、次に共同でテロの撲滅を決意し、共同組織を結成する」というもの。そして実戦演習は、「連合軍がともに攻撃し、敵を切り離す。次に敵を機動的に包囲してせん滅、最後に人質を救い出す」という内容で行われた。今回の軍事演習は上海協力機構のもとで行われた共同テロ撲滅演習であり、今年6月の上海協力機構のトップ会議で一致した共通認識に基づいて実行に移された。この演習を通じ、中国とタジキスタン両国が互いに協力し、テロ回避能力を高める狙いだ。これは国家と地域の安全、安定を保つために、重要な意義を持つ演習である。

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