2009年1月26日、中国は旧正月を迎えた。中国人にとって年間最大の祝祭日である旧正月には、大型年越し特番「春節聯歓晩会」がつきものだが、このほど中国の大手調査会社・CTR市場研究が行った調査によると、今年1月25日に放送された同番組の視聴率が95．6％に上ったことがわかった。CTR市場研究の特別提供記事。

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「春節聯歓晩会」は中国国営テレビ・中央電視台(CCTV)が生放送で送る毎年恒例の大型娯楽番組で、大みそかの夜8時過ぎから5時間にわたって放映される。まさに「中国の紅白歌合戦」とも形容できる国民的番組だが、このほどCTR市場研究は番組放映中に全国2034世帯を対象として視聴率調査を行った。

調査の結果、1872世帯が同番組を視聴していたことが分かった。1月25日午後12時現在、全国でテレビを視聴していた家庭のうち、95．6％が「中国の紅白」を見ていたこととなる。なお、国内大手ポータル・SOHU(捜狐)の報道によると、瞬間最高視聴率を記録したのは、台湾の人気歌手ジェイ・チョウ（周杰倫）と中国の国民的女性歌手ソン・ツーイン（宋祖英）との3分間にわたる共演で、中国の民謡とラップが融合したユニークなパフォーマンスだった。(翻訳・編集/愛玉)

■CTR市場研究

本社を北京に置く中国の大手調査会社。国内最大の調査網を持ち、市場調査と分析、コンサルティングを業務とする。消費者指数、消費動向、メディア戦略、医療、自動車、金融、電子通信機器などの幅広い分野で展開する。