Record China 2009年2月6日(金) 11時8分
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4日、中国の温家宝首相が英ケンブリッジ大学で講演中に靴を投げられた事件について、中国メディアは当初この事件を黙殺したが、その後一斉に報道。同首相には国民から称賛の声が寄せられている。写真はケンブリッジ大学。
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2009年2月4日、独メディア「ドイチェ・ヴェレ」によると、英国を訪問していた中国の温家宝首相が2日、ケンブリッジ大学で講演中に会場にいた若い男から靴を投げつけられた事件について、中国のメディアと外交部報道官は当初報道を避けていたが、ここへ来て一斉に報道。温首相は国民から称賛と熱い支持を得ているという。
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2月2日、ケンブリッジ大学で講演中の温首相に聴衆の中の若い男が「独裁者」などと叫び、靴を投げつけた。靴は温首相から1m離れたところに落ちたが、同首相は講演を続行した。
翌3日、この「靴投げ事件」を中国メディアは完全に黙殺していたが、今では中国国内のテレビ、ラジオ、インターネットで最もホットな話題となっている。中国では通常、国家首脳の体裁にかかわるニュースは報道されないことが多い。なぜ今回「靴投げ事件」の報道が解禁されたのかは不明だが、この事件は少なくとも温家宝首相の「メンツをつぶす」ことにはならなかったようだ。
多くの国民は温首相が事件後も冷静に講演を続けたことを称えており、首相のイメージアップにも繋がったと受け止められている。また中国メディアが事件の報道に踏み切ったことに対しても「歴史的進歩」と評価する声もあがっている。(翻訳・編集/本郷)
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