<靴投げ事件>温首相狙った学生が初公判へ、中国人留学生は抗議中止―英

Record China    2009年2月10日(火) 10時52分

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9日、ケンブリッジ大学で講演中の温家宝首相に靴を投げつけたドイツ人学生の初公判が10日に行われることがわかった。写真は同大。

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2009年2月9日、BBCサイト中国語版によると、欧州歴訪中だった中国の温家宝首相が英国のケンブリッジ大学で講演中に男子学生から靴を投げつけられた事件に関し、この学生の身元が公表された。

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事件を起こした学生はマーティン・ヤンケ、27歳。ケンブリッジ大学で病理学を学ぶドイツ人研究生で、糖尿病と多発性硬化症、関節炎などを主に研究しており、趣味は洞穴探検という。彼は温首相に靴を投げつけた直後に警察官らに取り押さえられ逮捕されたが、英政府の報道官によると、その初公判が10日にもケンブリッジの地方裁判所にて開かれる。英国で1986年に制定された公共治安条例違反により起訴され、最高刑で懲役6か月と罰金5000ポンドの可能性もあるという。

事件後、温首相は「こうした卑劣な行為で中英両国人民の友好関係が損なわれることはない」と話し、中国外交部も「強い不満」を表明したため、同大の中国人留学生らは10日の初公判当日に抗議活動を予定。だが、ドイツ人学生や大学側がすでに謝罪したことに加え、在英中国大使館も事件の拡大を望まない姿勢を示しており、この抗議活動は中止となったもよう。(翻訳・編集/本郷)

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