2009年2月13日、「体壇網」によると、「磁娃娃（ツーワーワー/陶器のお人形の意）」の愛称で中国のファンに親しまれている卓球の福原愛選手が、5月23日に開幕する中国スーパーリーグに再参戦する可能性があると伝えた。参戦が実現すれば4年ぶりとなる。

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江蘇省の地元紙・揚子晩報の12日付記事によると、福原選手の父・武彦氏と具体的な話し合いを進めるため、江蘇省チームの王永剛（ワン・ヨンガン）監督が近日中に訪日する見通しという。昨年、同チームの練習に半月ほど参加した「愛ちゃん2世」こと15歳の天才少女・石川佳純選手は、今年に入って急成長。先月行われた卓球の全日本選手権・女子ダブルス決勝で、石川佳純−平野早矢香組は、福原愛−照井萌美組を破って初優勝を果たした。

福原選手について、記事は「人生最大のスランプに陥っている」と懸念。「中国スーパーリーグを脱退して以来、レベルがどんどん低下している」などと伝えている。全日本選手権では混合ダブルス、女子ダブルス、女子シングルの3種目に参加したが、いずれもタイトルを逃している。

昨年11月、テニス界の新進エース・錦織圭選手との交際が報じられた福原選手。この騒動以来、常にマスコミに追い回され、昨年末は広東省広州市で練習に没頭するほかなかった。中国でも大人気なだけに、記事は「（騒動以来）何度涙を流して頭を下げただろう」とマスコミの過熱報道に苦言を呈しており、最後には「世界最高峰のリーグで自分を鍛え直すためにも、中国に戻るべき」とまとめている。（翻訳・編集/SN）