<続報>日本人への「ヤミ臓器移植」、執刀医の謝礼は200万円―中国

Record China    2009年2月25日(水) 15時18分

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24日、旅行名目で中国を訪問した日本人17人が臓器移植手術を受けたとされる問題で、中国のネット上では執刀医に対し「金儲けのため日本人に魂を売った売国奴」といった批判が起こっている。写真は角膜提供の意思を示すドナーカードを見せる江西省の農民。

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2009年2月24日、旅行名目で中国を訪問した日本人17人が臓器移植手術を受けていたとされる問題で、中国のネット上では執刀した医師に対し「金儲けのため日本人に魂を売った売国奴」といった批判が巻き起こっている。執刀医への謝礼は200万円とされた。中国紙・中国青年報(電子版)が伝えた。

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中国衛生部の統計によると、中国で臓器移植を待つ患者は100万人以上に上るが、手術を受けられる人の数は毎年わずか1万人。自国のニーズもまかなえない中、海外から移植目的で訪れる外国人がいることに以前から批判が集まっていた。そのため当局は昨年、こうした外国人の受け入れを禁止した「人体器官移植条例」を施行、中国人患者を優先させる措置をとった。

だが、これ以降も日本人の「ヤミ臓器移植」が続いていたと報じられたことで、中国国内で反発が広がっている。中国衛生部の毛群安(マオ・チュンアン)報道官は10日、「真相解明のための調査に着手した。厳正に処罰する」と発言。黄潔夫(ホワン・ジエフー)副部長も12日、「厳しく罰する」ことを強調した。

また、ネット上でも大きな批判が起こっている。大半は中国人執刀医を「売国奴」と責めるものだが、中には「日本人だから余計に許せない」というものまで。パリに本部を置く英字紙・インターナショナル・ヘラルド・トリビューンもこの点に着目し、今回の移植問題を「日中間の新たな論争の火種」と報じている。(翻訳・編集/NN)

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