Record China 2009年3月2日(月) 12時45分
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2月27日、米国で暮らす中国人は「我慢強く待つ」ことが必要―こんな記事が米紙に掲載された。逆に中国では「マナーを捨てて自分優先」にしなければ生きていけないという。写真は北京で暮らす人々。
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2009年2月27日、米紙「ウォールストリート・ジャーナル」は、ニューヨークと北京で暮らす人々のそれぞれの生活リズムを比較しながら国民性の違いを指摘する記事を掲載した。
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筆者は元新華社通信海外特派員の中国人女性。彼女によると、初めてニューヨークを訪れた中国人は「市民が辛抱強い」ことに感心するという。ニューヨークでは店のレジにどれほど客の長い列が出来ても、店員はまったく焦ることなく目の前の客と世間話を楽しんだりする。これが北京だったら、後ろの客が店員に大声で文句を言い出し、すぐに口げんかが始まるだろう。だが、ニューヨークでは誰も文句など言わず、平然と自分の順番を待ち続ける。「米国で最もマナーが悪い」と評判のニューヨーク市民でさえ、中国人から見れば充分に我慢強いのだ。
そんなニューヨークでの生活に慣れた筆者が北京に帰ると、何でも「我先」にやらねば気がすまない北京市民に唖然とするという。一番前に並んでいても、後ろから来た人に押されて列からはじかれる。エレベーターには永遠に乗れそうにない。もし乗れたとしても、すぐに「閉」のボタンを押すのが当たり前。もし、後から来る人のためにわずかな間でも待っていたら、すぐに「閉めろ!」と怒鳴られる。
筆者は現在の中国を「弱肉強食で生存競争が激しく、弱者が生き残れない社会」と記述。「急速な発展と引き換えに、人々が見失ってしまったものがある」と結んでいる。(翻訳・編集/本郷)
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