Record China 2009年3月7日(土) 12時18分
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6日、英紙「ガーディアン」は、「新たな金脈の到来を歓迎」と題した記事で、オンラインゲームの中のバーチャル世界で獲得したアイテムなどを売買した収入で生計を立てたり、企業存続を図る新たな産業の状況を紹介した。写真は中国のネットカフェ。
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2009年3月6日、環球時報によると、5日付の英紙「ガーディアン」は、「新たな金脈の到来を歓迎」と題した記事で、オンラインゲームの中のバーチャル世界で獲得したキャラクターやアイテムを売買した収入で生計を立てたり、企業存続を図るという新たな産業の状況を紹介した。
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中国では、ゲームの世界のアイテムなどを売買してお金を稼ぐことを「打金」と称している。オンラインゲーム会社に所属する李(リー)さんの仕事は、1日中ひたすらゲームを続け、ゲーム内のアイテムなどを獲得すること。李さんはこの「打金」で会社から住居と食事の手当以外に、1か月約1万1000〜1万6500円の収入を得ているという。「まるで工場で働くのと同じ。労働環境は悪いし、休みも月1日だけ。でもほかに才能がないし、ゲームは好きだから」と苦しいながらも満足げだ。
英マンチェスター大学のレポートによると、アジアではこうした「打金」産業に約40万人が従事しており、アイテムなどの販売対象人口は約1000万人存在。同産業で年間7億ポンド(約962億円)の生産額を生み出している、としている。また別のデータでは、「打金」従事者の8割が発展途上国に居住していると推定されている。
一方、同産業の有望性に目をつけた中国政府は昨年、同産業に対し税金20%の賦課を決定。しかし、同産業に対する規則・規制などは未整備の状態で、不規則で過酷な労働条件が業界に所属する人々の健康を害する危険性が指摘されている。(翻訳・編集/HA)
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