<中華経済>預金準備率に大きな引き下げ余地―中国人民銀副総裁

Record China    2009年3月11日(水) 6時28分

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9日、中国人民銀行の蘇寧副総裁は、全国政治協商会議の常駐記者団に対し、預金準備率には大きな引き下げ余地があるとの見方を示した。現在の通貨政策には十分な余裕があり、とりわけ法定準備率の水準は13〜15%と依然高い水準にあるとしている。

2009年3月10日付の中国証券報によると、中国人民銀行(中央銀行)の蘇寧副総裁は9日、北京で開幕中の全国政治協商会議(政協)に常駐する記者団に対し、市中銀行から吸い上げる資金量の比率を示す預金準備率には大きな引き下げ余地があるとの見方を示した。

副総裁は、「現在の通貨政策には十分な余裕があり、とりわけ法定準備率の水準は13〜15%と依然高い水準にある」とコメント。法定準備率を超えた準備預金の預金に占める比率を示す「超額預金準備率」は1月、市中銀行の間で明らかに下落したものの、市場の流動性は非常に充足しており、法定準備率に引き下げ余地があると判断できると説明した。

金利についても、「過去5回の利下げで狭まってはいるものの、引き下げ余地は絶対にある」と述べ、追加利下げに含みを持たせた。

ただ「経済成長に見合った通貨供給量を保障するための手段は幾通りもあり、どれを使うかは市場の状況を見て判断する」とも付け加えた。(翻訳・編集/HI)

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