Record China 2009年3月11日(水) 14時3分
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10日、全国政治協商会議委員の趙麗宏氏は「中国独自の『西遊記』大型娯楽場建設の意見書」を両会に提出。中国の伝統や文化に根付いた娯楽施設建設の必要性を説いた。写真は09年1月北京で上映されたミュージカル雑技「西遊記」。
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2009年3月10日、全国政治協商会議委員で上海市作家協会副主席の趙麗宏(ジャオ・リーホン)氏は今年開催された両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)に「中国独自の『西遊記』大型娯楽場建設の意見書」を提出。子供たちに正真正銘中国産の娯楽施設を提供するよう提案した。上海紙「新聞晩報」が伝えた。
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趙政協委員は「経済の発展とともに国際的な影響力も増している中国にとって、文化芸術分野や娯楽分野を開拓して、中国の文化や伝統を取り入れた新しい何かを創造することが急務だ」と主張。それには「最先端技術を導入して、中国の子供たちに好かれるような中国色豊かな大型娯楽施設が必要」と説明。米国のディズニーランドに対抗できるようなテーマパークの建設を求めた。
同委員はさらに、勧善懲悪や理想の追求、忍耐や節制、友情などを子供たちが遊びながら学べるよう、テーマパークの主題を「西遊記」に設定。「西遊記」には魅力的な登場人物が多いだけでなく、中国民族の神話や伝説、寓話や古事が豊富に詰まっていることをその理由にあげている。建設予定地には北京、上海、杭州などの沿海部とその周辺地域の大都市をあげており、いずれは内陸部の都市にも建設するという。(翻訳・編集/本郷)
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