Record China 2009年3月17日(火) 15時15分
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2009年3月、中国軍高官が国慶節大閲兵式での台湾軍事関係者招待を示唆した。中台関係の改善が経済分野以外の政治や軍事にも広がることが期待されている。写真は昨年12月、高雄港で開催された中台直行便開通の記念式典。馬総統が出席した。
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2009年3月14日、中国軍事管理・軍縮協会理事、三略研究院高級顧問の徐光裕(シュー・グアンユー)少将は香港紙・大公報の取材に答え、国慶節大閲兵式に台湾軍事関係者を招待することに賛意を示した。昨年の馬英九(マー・インジウ)台湾総統就任以来の対中関係改善が経済分野だけではなく、軍事などその他の分野にも広がることが期待されている。
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馬総統の選挙公約は中国との経済関係強化による経済再生。中国からの観光客の誘致、三通(通信、通商、通航)の基本的解禁など成果をあげている。中国政府も昨年末に胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席による台湾との交流方針「胡六点」を発表した。懸案となってきた台湾の世界保健機関(WHO)など国際機関へのオブザーバー参加承認、対話による和平協定調印などに触れたものとなった。先日閉会した全国人民代表大会でも温家宝(ウェン・ジアバオ)首相は「(台湾との)政治、軍事問題を検討したい」と発言、中台間の関係改善が他分野で広がることに期待が集まっている。
一方で、今年2月に米中間で行われた国防政策対話では中国が台湾への武器売却に強く反対するなど警戒心も示しており、比較的合意が容易であった経済問題とは異なり、政治や軍事での関係改善には困難が生じることもうかがわせている。(翻訳・編集/KT)
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