2009年3月15日、重慶晩報によると、エア・アラビアなど複数の外資系航空会社が中国で客室乗務員の採用説明会を行ったところ、留学経験者を含む600人余りの女性が応募に訪れたが、採用担当者は「留学経験者は必要としていない」とは話している。その理由とは…？

【その他の写真】

13日に行われた説明会には、ひときわ目立つ美女がいた。イギリスで修士学位を取得しており、当然英語も堪能で、まさに非の打ち所がない女性だったが、この女性は第1審査すら通らなかった。同様に海外で大学を卒業した女性は他にも多数いたが、ことごとく不採用に。多くは給与面で折り合いがつかないことが原因だったが、他社の面接では希望給与を大幅に下げたものの、やはり不採用が続いた。

ある採用担当者によれば、客室乗務員は一定の身長や語学力が必須条件だが、現在では中国国内の女性でも語学力には問題がなくなってきており、留学経験者だからと優遇されないのだと話す。また、海外の航空会社が求めているのは「平凡な中国人女性」であって、海外生活の長い留学経験者には「中国人女性らしい美しさ」が欠けているとして、採用が見送られるケースが多いのだという。（翻訳・編集/岡田）