図書館職員が蔵書を転売、借金の返済に充てる!?―陝西省西安市

Record China    2009年3月18日(水) 3時2分

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17日、陝西省図書館の蔵書が廃品回収所や古本市場で大量に発見され、職員によって転売されていたことが明らかになった。写真は同図書館。

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2009年3月17日、陝西省図書館の蔵書が廃品回収所や古本市場で大量に発見され、職員によって転売されていたことが明らかになった。省図書館は蔵書の回収を急ぐとともに、転売ルートを全力で調査している。華商報が伝えた。

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市民が廃品回収所で同図書館の所蔵印が押してある本を大量に発見し、図書館に連絡した。図書館職員によると、「ある職員が借金返済のため、昨年12月から図書館の本を売却し始め、合計3トン近くに上ると見られている」という。本は1kgあたり1.2元(約17円)で売られ、計3000元(約4万2000円)以上に相当する。図書館は現在、職員を廃品回収所に派遣して本の捜索と回収にあたっており、キロ12元(約170円)で買い取っているという。

省図書館事務所の陸路(ルー・ルー)主任によると、「蔵書が売られた件は事実」。同図書館が現在地に移動してきたのは2001年だが、旧図書館所在地にはまだ多くの書籍が箱詰めで保存されている。売却されたのはこれらの本だと考えられるが、被害が何冊に上るかまだわかっていない。本を売却した職員は解雇された。

売却された書籍の多くは1950〜60年代の古書。中にはまったく価値のない書籍もあるが、一部は収集家の手に渡る予定だった。「戻ってこない本もある」と陸氏は残念がる。しかし、今後も継続して調査を続けていくという。(翻訳・編集/小坂)

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