<金融危機>ピンチはチャンス!中国の経済力さらに強大に―米国メディア

Record China    2009年3月19日(木) 11時14分

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18日、米紙ニューヨーク・タイムズは17日、「中国は経済低迷期に施策を施し、さらに強大に」との記事を掲載し、金融危機を利用して強大な経済体に変身を遂げつつある中国の姿を紹介した。写真は河南省にある香港系企業の工場。

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2008年3月18日付の環球時報によると、米紙ニューヨーク・タイムズは17日、「中国は経済低迷期に施策を施し、さらに強大に」との記事を掲載し、金融危機を利用して強大な経済体に変身を遂げつつある中国の姿を紹介した。

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記事では、中国は世界同時不況の中、他国が持たない2つの大きな武器「莫大な外貨準備高」「強固な銀行システム」を駆使して、世界中で資源と新パートナーの獲得を行っている、と紹介。

あるエコノミストは「信用不安にあえぐ米国の銀行と異なり、中国の銀行の最近3か月の融資金額は、それ以前の1年分の融資金額に匹敵する」と語り、専門家は「中国政府の経済刺激策は、国内産業の長期的な競争力確保という観点から行われており、将来経済力を大きく飛躍させるだろう」とコメントしている。

また、記事では、世界経済の低迷によって2000万人以上の出稼ぎ労働者(農民工)が失業するなど、中国も大きな痛手を受けていると紹介。しかし、中国では「ピンチはチャンス」と捉え、不況が中国に好条件をもたらしている、との見方をしているという。例えば、一部の沿海地区では農民工の給料が高騰し4年で2倍になったが、今年は不況で給料がダウンし、中国本来の強み「低コストの労働力」を取り戻した。また、政府が失業者に対して大規模な職業訓練を実施し、労働者の資質アップを図るなど、将来の更なる飛躍につながる政策を実行している、と紹介している。(翻訳・編集/HA)

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