Record China 2009年3月23日(月) 16時43分
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2009年3月22日、新民晩報は記事「日中サッカーを逆転させたものは何か?」を掲載した。近視眼的な強化だけの中国と育成年代からの体系だった指導を続けるJリーグとの違いを伝えている。写真は今月18日、ACL鹿島対上海戦。2対0で鹿島が勝利した。
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2009年3月22日、新民晩報は記事「日中サッカーを逆転させたものは何か?」を掲載した。近視眼的な強化だけの中国と育成年代からの体系だった指導を続けるJリーグとの違いを伝えている。
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20年前ならば中国サッカーにとって日本は歯牙にもかけないような相手だった。そして現在、毎回のワールドカップで活躍する日本と裏腹に、中国は日本にただただ羨望のまなざしを向けるだけの存在となってしまった。置き去りにされてしまった中国だが、いったい何がこの「逆転」を生んだのだろうか?
新民晩報はその答えを「育成システム」に見出している。Jリーグ王者・鹿島アントラーズの練習場を訪れた中国記者は驚きを隠せなかった。中国の名門クラブ・上海申花の練習場のほうが広く立派だが、一番の違いは人の多さ。アントラーズの練習場にはトップチーム以外に多くの子どもたちが練習している。
アントラーズユースチームの野見山篤総監督によると、ジュニア(小学校高学年)、ジュニアユース(中学生年代)、ユース(高校生年代)とピラミッド型の育成組織が作られており、優秀な選手のみが選抜されてステップアップしていくのだという。中国にも若年層が入学するサッカー学校があるが、朝から晩までのサッカー漬け。一方、アントラーズは学業優先で午後6時からの練習だ。野見山総監督は「勉強できない人間にはいいサッカーはできないでしょう」と話している。
こうして育てられた日本人選手は、中田英寿から始まり、稲本潤一、中村俊輔など世界のリーグで活躍している。一方、中国人選手にも英プレミアリーグに渡った選手はいるが、出場機会を得るのに四苦八苦している状態だ。中国が隣国と戦っていく上で何を武器としていくべきか?近視眼的な強化を続ける中国サッカーは目覚めなければならないと同紙は呼びかけている。(翻訳・編集/KT)
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