2009年3月23日、個人資産1000万元（約1億4000万円）以上を持つ中国人富豪が2月末にアメリカへ不動産買い付けツアーに赴いたが、1件も商談が成立しないまま帰国した。このツアーが「実は単なる観光旅行だったのではないか」と論議を呼んでいる。中国新聞社が伝えた。

【その他の写真】

中国メディアの報道によれば、この米不動産買い付けツアーは日程の大半が観光になっていた上、一部のツアー参加者に至っては、もともと通常の米国観光ツアーに申し込んだはずが、いつの間にかこの不動産買い付けツアーに組み込まれてしまっていたと話す。ある若い夫婦が内覧会の際に「僕らは観光に来たんだ！これじゃ詐欺だ！」と怒り出す一幕もあったという。

ツアー日程は11日間で、ロサンゼルスやニューヨークなど5都市で物件を見て回る予定だったが、実際には5〜6日間しか物件を見る日はなく、ネット上では「観光なら観光だと言えばいいのに」「ツアーの主催者側が儲けただけでは」などと批判的な見方が噴出しているという。なお、来月中旬に次のツアー団が出発する予定。（翻訳・編集/岡田）