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23日、今年1月に中国への輸入が許可されなかった食品や化粧品など180製品のリストを中国の国家質検総局が発表。その中に日本製化粧品も含まれていたという。写真は北京市のデパート内に設置されたコーセーの販売カウンター。
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2009年3月23日、今年1月に中国への輸入許可がおりなかった食品や 化粧品など180製品のリストを、中国国家品質監督検査検疫総局(国家質検総局)が発表した。その中には日本のコーセー製化粧品も含まれていたという。広州日報の報道。
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国家質検総局によれば、広東省の珠海市免税企業集団が輸入しようとしていたマレーシア産ビスケットなどからメラミンが検出された。また、広州利澳貿易有限公司がオーストラリアから輸入しようとしていた粉ミルクや、北京大華中環経貿発展有限公司が輸入しようとしたヨーグルトとチーズが品質保証期限を過ぎていたほか、基準値を上回るソルビン酸や大腸菌が検出されたという。さらに、台湾で製造された調整豆乳から使用が禁止されている着色料が検出されたほか、日本から輸入されたコーセー化粧品の「コスメデコルテ AQ ジェントルピュアウォッシングフォーム」から基準値を超すフェノキシエタノール(防腐剤)が検出されたという。
国家質検総局は、リストに掲載された製品はいずれも輸入前に問題が発見されたため、中国国内の市場には出回っていないとしている。
また、この件についてレコードチャイナ編集部が株式会社コーセー広報部に問い合わせたところ、これを事実としたうえで、当該製品が「今年秋にも中国市場で発売されることに先がけ、社内教育用のサンプル品として送った1点のみ」だったとの説明を受けた。基準値の上限1.0%に対し、1.06%の含有量が検出されたもので、製品は廃棄処分となった。同社としては今後、製品処方の見直しや出荷時検査の一層の厳格化を図り、対処に努めるという。
なお、上記と同名の製品は日本ではすでに販売されているが、これらの製品に上記のような問題製品は含まれていないとのこと。(翻訳・編集/岡田)
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