<和服事件>真の愛国者なら徹底して桜を切り倒せ―中国ブログ

Record China    2009年3月30日(月) 6時28分

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27日、ある中国人ブロガーが、武漢大学で和服を着て桜見物をしていた地元の母娘が、同大の学生らから罵られた問題について、「そんなに愛国心があるなら、大学構内の桜をすべて切り倒すぐらい徹底したらいい」と批判した。写真は同大学の桜。

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2009年3月27日、中国の大手ポータルサイト「捜狐(SOHU)」のブログサイトで、先日湖北省武漢市の武漢大学で和服を着て桜見物を楽しんでいた地元の母娘が、同大の学生ら見物客から罵詈(ばり)雑言を浴びせられた問題について、あるブロガーが学生らを皮肉り批判する文章を公表した。

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今月21日、同大構内の桜が咲き誇る庭園で和服を着て花見を楽しんでいた地元の母娘が、学生ら見物客たちから罵詈雑言を浴びせられるという事件が起きた。母娘はその場を逃げるように立ち去ったという。この騒動は中国各紙に取り上げられ、「行き過ぎた行為」と学生たちを非難する声が高まっている。

武漢市は日中戦争時に旧日本軍に陥落されたという辛い歴史を持つ。しかし、同大の桜の多くは、1972年に日中国交正常化を記念して植えられたもの。同ブログは「日中間に深い溝があるのも事実だが、恨んでばかりではいけない」と歩み寄りを求め、騒動に加わった学生が「(和服を見ても)いい気持ちはしない」とコメントしたことについては、「和服のルーツが中国にあることを知らないのだろう。母娘を罵倒(ばとう)した人は、自分が着ている服をよくみるべきだ。洋服を着ているなら、そんなことを言う資格はない」と批判している。

また騒動の加害者である同大の一部学生に向けて、「真の愛国者なら、構内の桜をすべて切り倒したらいい。それぐらい徹底しないと」と皮肉たっぷりのメッセージを送った。(翻訳・編集/SN)

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