「召使の国」発言の香港コラムニストに入国禁止令、公開謝罪を要求―フィリピン入管当局

Record China    2009年4月2日(木) 12時55分

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1日、フィリピンの華字紙は、香港誌のコラムでフィリピンを「召使の国」と侮辱した香港のコラムニストに対し、フィリピン入管当局が入国禁止のブラックリストに載せたと報じた。写真は香港のフィリピン人メイド。

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2009年4月1日、フィリピンの華字紙・商報は、香港誌のコラムでフィリピンを「召使の国」と侮辱した香港のコラムニストに対し、フィリピン入管当局が入国禁止のブラックリストに載せたと報じた。環球時報が伝えた。

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同国入管局のリバナン局長は、問題発言をした香港のコラムニスト、チップ・ツァオ(陶杰)氏に対し「公開謝罪をすれば入国を許す。その時は私が自らガイド役を買って出て、フィリピンが『召使の国』ではないことを証明してみせよう」と怒りを露わにしている。一方のツァオ氏は「同じ文章でも文化背景が違う人が読めば全く違う感想を持つようだ。誤解を引き起こしたことに対し、おわびする」と話している。

ツァオ氏は先月27日付の香港誌のコラムで、フィリピンが南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島の領有権を主張している件について「香港には13万人のフィリピン人メイドがいる」とした上で「召使の国が主人にはむかうことは出来ない」と批判。自宅で雇っているフィリピン人メイドにも「来年給与を上げてほしければ、仲間たちに南沙諸島は中国のものだと言っておけ」と警告したことも明かした。

南沙諸島の領有権をめぐってはフィリピンのアロヨ大統領が先月10日、一部を自国領とする法案に署名、中国政府がこれに対し激しく抗議している。(翻訳・編集/NN)

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