2009年4月3日、3日付上海証券報は専門家の見方として、「中国の3月の人民元建て新規融資額が2月を上回る1兆3000億元に達するもよう」と報じた。

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中国政府は昨秋に打ち出した内需刺激策の一環として、これまで行ってきた銀行の融資制限を撤廃する金融緩和政策に方針転換した。この影響で1月の人民元建て新規融資額は単月過去最高の1兆6200億元を記録し、2月も1兆0700億元の高い水準を維持した。

3月の新規融資が1兆3000億元に達すれば、今年1−3月の累計は4兆元を超え、政府が年初に打ち出した通年の新規融資計画の最低ラインである5兆元に迫る。

これを受け複数の国内投資銀行が09年の新規融資額の予想を引き上げ、中国国際金融（CICC）は8兆元に上方修正した。

ただ興業銀行は5兆−6兆元とする従来予想を据え置いた。銀行の貸し出しリスクを考慮すれば、年内に新たな景気対策が打ち出されない限り、速い貸し出しペースを維持するのは困難とみている。（翻訳・編集/HI）