Record China 2009年4月9日(木) 10時57分
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6日、「春眠暁を覚えず」―で始まる唐の詩人・孟浩然の代表作「春暁」について、大学で留学生向けに教鞭をとる中国人教師が自身のブログでロシアと日本の学生による解釈の違いを紹介した。写真は東京の桜。
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2009年4月6日、「春眠暁を覚えず」―で始まる唐の詩人・孟浩然の代表作「春暁」について、大学で留学生向けに教鞭をとる中国人教師が自身のブログでロシアと日本人学生の解釈の違いを紹介した。
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春眠不覚暁、処処聞啼鳥、夜来風雨声、花落知多少(春眠暁を覚えず、処処啼鳥を聞く、夜来風雨の声、花落つることを知んぬ多少ぞ)―春の眠りは心地よく、夜が明けたことも気付かない、いたるところで鳥のさえずりが聞こえる。昨夜は雨交じりの風が吹いたが、花はどれくらい散ってしまっただろうか。
この教師は留学生たちに「この詩は春を称えた詩で、作者の気持ちはとても愉快であった」と説明したところ、日本人学生はすぐにその意味を理解したが、ロシア人学生は異を唱え、議論が始まった。ロシア人学生に言わせると、「雨交じりの風」は「暗黒社会の象徴」。「花が散る」は「迫害された人々の死」を意味するという。つまりこの詩は「死に対する悲嘆」だというのだ。
一方の日本人学生にとって「花が散る」は「美しい風景」。例えば桜の花びらが舞い散る様子を見て、日本人は「人生のはかなさ」を連想することはあっても、それは決して悲哀ではないと反論した。2人の女子学生はどちらも主張を曲げず、結局、議論は平行線に終わったという。(翻訳・編集/NN)
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