Record China 2009年4月9日(木) 0時38分
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5日、北朝鮮が「人工衛星」の名目で長距離弾道ミサイルを発射した問題を受け、中国の「説得」が結果的に影響力を発揮しなかったとして「今回の件で最もメンツをつぶされた『負け組』は中国だ」と分析した中国人ブロガーがいる。写真はミサイル発射当日の中朝国境付近。
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2009年4月5日、北朝鮮が「人工衛星」の名目で長距離弾道ミサイルを発射した問題を受け、中国の「説得」が結果的に影響力を発揮しなかったとして、「今回の件で最もメンツをつぶされた『負け組』は中国だ」と分析した中国人ブロガーがいる。
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北朝鮮の朝鮮中央通信社は5日、「人工衛星の打ち上げ成功で民族の団結は大いに鼓舞された」と大々的に報じた。ブロガーは今回の件で北朝鮮が世界中の注目を集め、有利な交渉材料を得ることに成功したと指摘。米国や日本による「制裁」も「“金王朝”の人間が飢え死にする訳でもない。現状を考えれば今さら何も怖くないだろう」と北朝鮮の「勝ち」を指摘した。
また、今回の件を最大限に利用して内閣支持率の向上とミサイル防衛(MD)体制強化への大義名分を得ることが出来た日本も、同様に「勝ち組」に分類された。「客観的にみれば北朝鮮はミサイル発射で日本を助けている」と指摘する。だが、北朝鮮に対して「失望と心配」しか表明できなかった韓国は「負け組」。米国とロシアは「勝っても負けてもいない」とされた。
一方、北朝鮮に対して最も影響力があるはずの中国は「各国に冷静を呼び掛けることしか出来なかった」とそのふがいなさが指摘された。北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の議長国である中国は「重要な役割」が期待されていただけに、今回「説得」が通じなかったことで「かなり大きな打撃を受けた」という。(翻訳・編集/NN)
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