Record China 2009年4月10日(金) 8時22分
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8日、先月開催された中国政府の諮問機関である全国政治協商会議で「繁体字復活案」が提唱され、賛否両論が叫ばれる中、現行の「規範漢字」が見直されることが専門家の証言で明らかになった。資料写真。
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2009年4月8日、先月開催された中国政府の諮問機関である全国政治協商会議で「繁体字復活案」が提唱され、賛否両論が叫ばれる中、現行の「規範漢字」が見直されることが専門家の証言で明らかになった。9日付で新京報が伝えた。
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中国社会科学院が8日に開催した第5回国学研究フォーラムで、この「繁体字復活論」について討議が行われた。新しい「規範漢字」は間もなく発表されるという。「繁体字」は現在台湾や香港などで使用されている漢字で、中国本土の「簡体字」と比較して画数が多い。「簡体字」は中国政府が60年代、識字率を向上させるために制定した。
「反対派」の中国語言学会副会長で北京師範大学の王寧(ワン・ニン)教授は、一部の「行きすぎた簡略化」だけ改正すべきだと訴える。例えば中国語の「干浄」(=清潔)と「干部」(=幹部)では、どちらも「干」の字が使われているが、前者の「干」は「乾」、後者の「干」は「幹」と本来の漢字は異なる。また、偏や旁(つくり)が簡略化されたもの、例えば「灯」と「又+おおざと」のそれぞれ「丁」と「又」の部分は、本来はどちらも「登」だが全く違う字体に簡略化されていて分かりにくい。
一方、賛成派からは「簡体字では華僑や台湾の人が分からない」という意見が上がっているが、王教授は「台湾にも簡体字の本は売っている。それに台湾の人が簡体字を覚えるのは簡単だ」と反論している。(翻訳・編集/NN)
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