2009年4月16日、16日付新華社によると、米財務省は米現地時間15日、半年ごとに公表する為替報告書の中で、「主要な貿易相手国の中で為替操作を確認していない」と報告した。ガイトナー財務長官は1月、中国政府が人民元相場を操作しているとの認識を表明していたが、同報告により中国の為替操作国指定を事実上見送った。

【その他の写真】

報告書は、人民元の昨年6月から今年2月までの実質実効為替レートは16．6％上昇したとして、中国の柔軟な為替政策に一定の評価を示した。昨年下半期以降、金融危機の悪化で多くの新興国が自国通貨を引き下げる中、人民元は上昇を維持したと報告している。（翻訳・編集/HI）